
パライバトルマリンという宝石のことは、さくらももこさんの「ももこの宝石物語」という、宝石のエッセイ集でご存知になった方も多いでしょう。
「地球の青色」をしたパライバトルマリンとの運命的な出会い。
トルマリンは世界中で産出される宝石ですが、『パライバ』トルマリンとよばれるトルマリンの産地は、ブラジルの狭い地域に限定されます。
パライバトルマリンは、マンガンと銅成分を大量に含んでおり、鮮やかなてりと色調を持っています。
供給量は年々に減少を続けており、既に枯渇したとの噂も囁かれています。
1989年2月、アメリカはアリゾナ州ツーソンの宝石フェアに、良質の結晶からカットされた世界最大の輝かしい色の宝石が展示されると、従来のトルマリンとは区別される程の優れた価値観を認められて、産出地であるパライバ州の名前を冠する名称が特別に与えられました。
パライバトルマリンは、液状や液膜状という不純物が多く入りやすい宝石で、サイズが1カラットを超える美しい宝石は稀産となります。
パライバの色調は、緑色から青色の範囲に広がっているのですが、信号の光彩に喩えられて『シグナルグリーン』や『シグナルブルー』と呼ばれる、独特の色調が人々を魅了してやまない宝石です。
憧れのシグナルカラーと出会えると感動の瞬間となるでしょう。
なかでも透明感の高い宝石と、大粒の宝石が珍しく、さらに美しいスターを浮かび上がらせる宝石は極めて稀少なものとなります。

